<オーディオ日記> 〜音のみちしるべ〜(伊豆の国発)(2005年4月編)
**上旬**
<T>
3月下旬Vに続いて問題の発生したソフトの聴き直しをしている。今までのところ何の症状も出ない。(フォー・プレイ他)
1台目のSWを購入してから約2年半が経とうとしているが、この事実が判明するまで何と時間が掛かったことか。
要するに単にソフトだけの所為にし、次善の解決方法としてSWに至るまでの入力レベルのことに思いが至らなかったことがSWの正しいインプットレベルポジションに到達出来なかった原因である。しかし今までこんな低音(超低音)の出るSPを使用した経験がない訳で分かってしまえば簡単なことかも知れないが、中々最適ポジションを探り出すことは大変難しいことであり、止むを得ないことでしょう。
全体の音量とのバランスの整合性とも関係してくるので最初は出力レベルを最大、入力レベルを最小にし、徐々に入力レベルを上げながら、出力レベルを下げて行く方法でポイントを探し出す。(サーロジック社村田氏の助言)
問題は多様なソフトがある中で個人個人が如何にこういうソフトに出会えるかと言うことである。また低めの入力設定で聴いている方(SWのみでなく、上流の出力レベルとも関係してくる)には全く縁のない事象ではある。(為念)
幸運(不幸?)にして出会えても、その時点では我が家のように多分不安感が先行してそのソフトをその後は聴かなくなる可能性がある。その際は是非入力レベルを下げつつ、出力レベルを上げる前述の方法により全体の音量をコントロールしながら最適ポジションを見出して下さい。折角の素晴らしいSWを安心して使用しそして存分に超低音の世界を満喫して頂きたいものである。
評論家・ライター・ユーザーの中に小生と同様の現象に遭遇したケースが以前取り上げられていたが、今振返ると各々見当違いのコメントをされているのが少々滑稽ではあるが、まァ、止むを得ないことでしょうか。
<U>
ディオンヌ・ワーイック、杉田二郎(独特の低音たまには良いね)、シャーデーを聴く。全て以前症状の出たソフトだが全く問題は無い。入力レベル11時は問題ないことが確認出来た。後は11時〜12時以前の間のベストポジションを割り出すかどうかだが、現状聴いている限りでは前述のように不満はないので当分はこの状態でソフトを楽しむことにしよう。微妙なレベルのチェックのために大切な時間を割くのは何とも勿体無いから。
<V>
五輪真弓、ジェナイ、スティーリー・ダン等聴く。これらも以前症状の出たソフト。全く問題ない。100%ではないと思うが、この状態で先ず問題なさそうだ。全般的に良いソフトが多い。お気に入りが増えて何より。
<W>
メアリー・J・ブリッジ、スティーリー・ダン。松居慶子(ライブ盤)。喜多郎(空海2)は非常に良い。
ライオネル・リッチー、1曲目の低域の雰囲気は圧倒的迫力。
サラ・ブライトマン(ライブ盤)、伸び伸びと歌い上げ何時聴いても良い。
ひたすら音楽鑑賞のみに時間を費やす。
**中旬**
<T>
松居慶子、五輪真弓、タミヤ。
グラディス・ナイト、ルーサー・ヴァンドロス。
ルーサー・ヴァンドロス(ライブ盤)、マーカス・ミラー(ライブ盤)。
ライブ盤は雰囲気が伝わってチューニングした環境での再生は最高である。
ライオネル・リッチー。
カーリー・サイモン、低音の響きが良いところあり、聴き応えあり。ディズリー。
<U>
今日届いた松居慶子(2枚)、ジェナイを聴く。何れも良いが、従来の延長線上で特におぉっと思わせるところはないが、松居慶子の2枚の内の1枚はスケール感あって中々良い。
セリーヌ・ディオン、ジョーリア。
エバ・キャシディ(ライブ盤)は透明感ある声でバックの演奏もクリヤーで良い。
こんな実力のある歌手の夭逝は誠に残念である。
<V>
サラ・マクラクラン、セリーヌ・ディオン。
スタンレイ・クラークのベースは凄い、弩迫力の一言。
白鳥英美子、音の粒立ちが良い。声も瑞々しい。
**下旬**
<T>
松居慶子、白鳥英美子、岩崎宏美(やけにオンマイク)。
スタンレイ・クラーク、モンティ・アレキサンダー。
松居慶子。
鬼束ちひろは伸び伸びとしており、歌も中々上手い。
ラリー・カールトンは乗り乗りの演奏で聴いているこちらも高揚してくる。(お気に入りの一つ)
<U>
松居慶子、メアリー・J・ブリッジ。
ノラ・ジョーンズは何度聴いても好きになれない。処分しよう。
喜多郎、ドン・グルーシン。
ビヨンセは評価アップ。
トゥィート、バリー・マン。
トゥィートは処分の対象。
<V>
フィリッパ・ジョルダーノ、キャンディ・ダルファー。
何れも良く、特にキャンディ・ダルファーは メリハリがあって心地良い。
ボブ・ジェームス、トニ・ブラクストン、セリーヌ・ディオン。
リサ・エクダール、リー・リトナー、セリーヌ・ディオン。
メアリー・J・ブリッジ、久し振りにジョージ・ベンソン。
<総括>
4月は特に環境の変化(チューニング)に伴うことは無かった。只、先月に引き続き、SWの検証を行った結果、1ヶ月に亘っても設定後の異常は見られない。この検証期間でソフトの持つ魅力と言ったら良いのか、改めて確認出来たことがある。それはソフトの評価記事等を参考にして小生も購入しているのだが、ライターと言われる方が全員SW等を使用して超低域からのワイドレンジを聴いて評価している訳は無いのだと言うことが、当たり前のことだが、よく分かった。
それは何も論評されていないものでも、結構超低域から録音されており、楽しめるものが多いという反面、逆に超低音が入っているという触れ込みのあるものでも結構上の低音域であったりしてあまり信用出来ない事実だったりすること。
超低域はこれをベースに音楽情報がしっかり構成されているものに浸っていると人間の五感を刺激・なだめ・癒し・満足させてくれる極めて大切なファクターであることが実感される。
サーロジック製を始めとして、本当に超低音域を再生出来るSWが他にどの位存在しているのかは知る由もありませんがこのワイドレンジを体験し、知った上で評価しなければ、本当の評価は出来ないでしょう。それ程に超低域の揺らぎ感は脳に安寧を齎してくれ、音量の大きさを心地良いものに替え、五月蝿さとは無縁の桃源郷に誘ってくれます。
我々ソフトのユーザーは当たるも八卦・・・並みの確率で購入するしか手段はありませんが、仕方の無いことでしょうか。残念ですね。まァ残念がっていても仕方ありませんので、小生が4月に聴いたソフトの中から「お気に入り」をタイトル・アーチスト・発売日を一表にして記述しておきます。
特にお気に入り、良く聴くお気に入り、お気に入りの3種に区分してみました。(区分は気分的なもので大差はありません)
お読み頂いた方のお手持ちソフトに共通のものがあれば、今までの文章だけの「我が家のルームチューンの効果の説明」よりは多少違いがお分かり頂けるのではないかと思います。勿論機会があれば我が家の音楽を聴いてシステム構成だけではないルームチューンの大切さを実感して頂ければ幸いです。
タイトル
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アーティスト
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発売日
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LET'S TALK ABOUT LOVE
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CELINE DION
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1997.
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SURFACING
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SARAH MCLACHLAN
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1997.07.15
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WHEN DID YOU LEAVE HEAVEN
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LISA EKDAHL
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1997.10.28
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LIVE AT BLUES ALLEY
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EVA CASSIDY
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1998.07.28
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DIONNE SING DIONNE
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DIONNE WARWICK
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1998.12.19
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MARY
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MARY・J・BLIGE
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1999.08.09
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JOY RIDE
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BOB JAMES
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1999.09.08
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FINGER PRINTS
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LARRY CARLTON
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2000.03.07
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THE HEAT
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TONI BRAXTON
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2000.04.25
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ABSOLUTE BENSON
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GEORGE BENSON
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2000.05.17
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THE BEDROOM TAPES
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CARLY SIMON
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2000.06.21
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CROSS MY HEART
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白鳥英美子
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2000.10.04
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AT LAST
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GLADYS KNIGHT
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2001.01.25
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BA.BA.LU DE JIRO
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杉田二郎
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2001.07.20
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SADE LOVERS LIVE
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SADE
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2002.02.20
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LET LOVE
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GENAI
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2002.07.10
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MY AMERICA
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MONTY ALEXANDER
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2002.08.27
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MORNING, NOON, & NIGHT
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BOB JAMES
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2002.10.09
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LIVE IN TOKYO
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松居慶子
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2002.10.19
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RADIO CITY MUSIC HALL
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LUTHER VANDROSS
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2002.11.26
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I'M HERE
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白鳥英美子
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2002.11.27
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TIME TO SING
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五輪真弓
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2003.04.09
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1, 2, TO THE BASS
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STANLEY CLARKE
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2003.04.15
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RIGHT IN MY SOUL
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CANDY DULFER
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2003.05.20
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EVERYTHING MUST GO
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STEELY DAN
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2003.06.10
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DANGEROUSLY IN LOVE
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BEYONCE
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2003.06.24
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WILDFLOWER
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松居慶子
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2003.09.25
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DREYFUS NIGHT IN PARIS
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MARCUS MILLER
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2004.01.20
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A NEW DAY(LIVE)
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CELINE DION
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2004.06.15
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JOURNEY
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FOURPLAY
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2004.06.22
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JUSTFORYOU
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LIONEL RICHIE
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2004.08.17.
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THE HANG
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DON GRUSIN
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2004.09.14
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THE HARLEM WORLD TOUR
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SARAH BRIGHTMAN
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2004.09.28
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MIRACLE
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CELINE DION
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2004.10.12
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THE ULTIMATE COLLECTION
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鬼束ちひろ
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2004.12.01
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空海の旅2
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喜多郎
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2005.02.23
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以上は手持ちのCD約700枚のアルバムの中の一部で今後も評価替えが期待出来そうなものから順次聴き直し、且つ新規購入分を含めた中から該当するものがあれば、順次掲載して行こうと思います。(LPは約1500枚所有していますが、ここ何年も又今後も全然聴く予定がないから本表の対象外とします)
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