*** 楽しい音楽を聴かせてくれたベスト1 ***

 今年(2007)も余すところ3ヶ月です。無償ルームチューンは続きますので上位に割り込む部屋が現れるかもしれませんが、それでもこの部屋は今年のベスト3に入るでしょう。4畳半でこの音は吃驚仰天です

CDP:CEC TL-51X
DAC:サンバレー(ザ・キット屋)Model2
タムラ特注品オーディオトランス(オークション wgkqq885 さん製作)
プリ:BELL AIR  SX-710
メイン:サンバレー(ザ・キット屋)SV-91B all WE(高崎Ar-den改)
SP:パストラルシンフォニー(現マイクロピュア)APM-1markⅡ
   TakeT  BAT-1
SP台:バック工芸社 Basic-1

 昨年の9月に最初のご相談を頂いてから、かれこれ10ヶ月、LVパネル設置済みのオーディオルームを拝見しました。ご相談の経緯は下記Webクリニック参照。
http://www.salogic.com/home-web.files/01-sat-sub1.htm

 早朝大阪の河内長野を出発し、倉敷(岡山)をお尋ねして午後に広島二軒、その日のうちに瀬戸内海を越えて松山のホテル泊、という強行軍の一日で、短時間のご訪問でしたが音楽がとても楽しげに鳴っている部屋を拝見して次の予定が狂ってしまうことを覚悟の上で音響測定を行いました。

 なぜ音楽が楽しげに鳴るのか?
1. 軽快かつ芳醇なサウンドステージを作る2000Hz~8000Hzの最適残響時間がほぼ達成されている。(部屋容積17.5?, 最適残響時間 : 0.4秒
2. 壁・天井の傾斜によりフラッターエコーがない。
3. 壁・天井が幅の狭い板の集合体で、音の良いコンサートホールの壁の起伏に相当する適度な凸凹が作られて響きの拡散に役立っている。 <-- これが大きな因子ではないか?(ルームチューニング徹底解明のコンピュータ・シミュレーションが明らかにした拡散反射音の振る舞い参照)

 幅の狭い板を寄せ集めて平面を作る方法は音の良い部屋を手軽に作るテクニックの一つです。GalleryWave(ギャラリーウエーブ)の偏向反射面が8分割されているのも同じ法則を利用したものです。
GalleryWave
 長方形の部屋ではフラッターエコーが必ず発生します。フラッターエコーは鳴き竜現象とも言われる音の反復現象で、竜の鳴き声が楽音にかぶって音楽の透明度や分解能を落とし、楽器やボーカルの佇まいを台無しにするエネルギーを持っています。

 4畳半のような狭いスペースであっても、傾斜壁で鳴き竜を防ぎ、高音域の吸音材を極力排除することで本件のような成功例になります。

 楽器の質感が見える密度感の高いサウンドステージを作るルームチューニングは、中高音域の拡散反射とミッドバスの吸音効果を複合させたLVまたはSVパネルを使って実施しますが、鳴き竜が大きい場合はGalleryWaveやGalleryMonoを平行壁に立てたり取り付けたりしてフラッターエコーを消去して本件に匹敵するようなオーディオルームに仕上げます。

 オーディオルームの壁や天井面は床と同じように頑丈に作ることが設計の基本で、頑丈であればあるほど完成度の上限を高く設定することが出来るのですが弊害も出ます。頑丈にすることでミッドバスの残響時間も同時に必要以上に長くなってしまい、LV,SVパネルのようなミッドバスの吸音体による残響時間の周波数特性の最適化<残響の質について参照>が必要になります。
 
Galleryパネル
 GalleryWaveは四角い部屋の鳴き竜現象をとめるチューニングパネルです。高音域を吸音せずにフラッターエコーを減らして音楽の躍動感をアップします。そのローコスト版として一枚板に防振構造を組み合わせたGalleryMonoがありますが、両者の使い勝手はかなり異なります。 GalleryWave

ギャラリー・ウエーブ
GalleryMono

ギャラリー・モノ

 Waveは単に壁面に並べるだけでフラッターエコーが消滅し、余分なミッドバスが削ぎ落とされて部屋の響きが大きく改善されますが、Monoは防振処理構造によりブーミーな輻射音を出さない点ではWaveと同じですが、構造上ミッドバスの調整能力はなく、SVパネルなどでミッドバスの特性を改善する手立てが必要になります。

 GalleryMonoは使い方が難しいので単体の販売商品はありません。オーディオルームの設計施工をお請けしたときにのみ使用します。

 オーディオルーム自作の方法と注意点
 建築工事で作る扇形の斜め壁やノコギリ壁もGalleryMonoの系列です。防振処理とミッドバスの吸音処理が必ず必要になります。ミッドバスの吸音量は理論設計で算出できるはずのものですが、板材のミッドバス~低音域の振る舞いの予測が難しく、現場監督のセンス次第で完全反射材に近づくこともあり、吸音材になることもあり、ドロンコーンのような発音体になることもある厄介なもので、躯体施工の腕次第で大きな誤差を生みます。

 本件でも分かる通り、自作オーディオルーム成功の秘訣は丈夫な斜め壁です。新築であれば太い柱をふんだんに使ってください。柱の材料代が総工費に占める割合など誤差程度の数値です。低音不足、ミッドバスのブーミー感解消などはLV,SV,パネルなどの後付けで解決できます。

 手間隙かけて作り上げる自作オーディオルームほど音楽マニア、オーディオマニアの夢を膨らませてくれるものはないでしょう。このHPを参考に、ぜひご自身でオーディオルームやホームシアターを作り上げてください。がっちり作ってさえあれば不幸にして希望の音にならなかったとしても簡単にリカバリーができます。強度不足の場合も上限を欲張らなければサウンドステージのあるオーディオルームに作り変えることが出来ます。
 リスニングポジションで測った残響時間の周波数特性
■グラフ1■


 4畳半でこの音は吃驚仰天です」と書いてしまったものの、このグラフの醜さは煮ても焼いても食えないほど酷いもので、ルームチューンで部屋中パネルだらけになってしまうであろう特性です。

 ブーミング帯域(125~250Hz)の125Hz・160Hzがムクッと立ち上がっており、且つ音楽を揺ったり聞かせるために必要な80Hz以下の残響時間が低いレベルに戻ってしまっている。最悪の形です。残響時間の周波数特性だけから判断すると、ブーミーで且つ低域の沈み込みがない音楽鑑賞が苦痛になってしまうであろう部屋のサンプルのような残響特性です。
 
■表1■
 ミッドバスの残響時間が長いのに、なぜ音楽が楽しげに鳴る?
 
 右の表は部屋のサイズから算出した強い定在波が予測される周波数です。
 4畳半は縦横2辺が同じ寸法なので、縦方向・横方向に同じ周波数の定在波が重なり、63Hzと126Hzの定在波は相当強力なものになるはずと予測できます。そしてその126Hz(測定データでは125Hzが近似値)の残響時間が異常に長い値を示しているのですから、この数値には定在波の影響が含まれているに違いない、と予測されます。

 ミッドバスがムクッと立ち上がり、100Hz以下が短くなっている残響特性が通常の残響音(壁振動も含む)によるものであれば、この部屋で聞く楽音はブーミーで、しかも低域の沈み込みがない、音楽鑑賞が苦痛になってしまうであろう生気の無い音の部屋になるはずです ==> ルームチューン前の状態

 ところが冒頭に書いたように、この部屋では、今年のベスト3に入るであろうと思われるほど音楽が楽しく鳴っています。

 ブーミーは定在波が作るものではない、と以前から思っていましたが、その証拠を見つける手がかりが得られるかもしれません。
 
 部屋サイズ
・ 2700W
・ 2700D
・ 2400H

No 定在波周波数 振動モード
1 63Hz 1,0,0
2 63Hz 0,1,0
3 71Hz 0,0,1
4 126Hz 2,0,0
5 126Hz 0,2,0
6 142Hz 0,0,2
 125Hzの膨らみ -◆- は定在波によるものであり拡散された残響音では無い
グラフ2

 定在波とは部屋のサイズと音の波長が整数倍の関係で一致して位相干渉を起こし、低音の音圧が高いエリアと低いエリアが出来る現象です。つまり異なる測定ポイントで音圧が変動する周波数が定在波が立っている周波数です。
 SPLのエリア変動から定在波を洗い出す
 表2でリスニングポジションで測定したSPL(LispoSPL)と部屋センターで測定したSPL(CentSPL)のレベル変動幅が周辺より大きいものを探すと表中赤字の<63Hz><125Hz><315Hz>です。

 残響時間のエリア変動から定在波を洗い出す
 グラフ2から、63Hzと125Hzの残響時間が -o- -o- で大幅に異なることが一目瞭然です。残響音は部屋に飽和した響きですから測定ポイントが変わってもほぼ同じ時間を示すはずのものであり、63Hz,と125Hz,の残響時間の変動は残響音以外のエネルギーが引き起こした時間変動です。

 125Hzの長い残響時間は定在波によるもの
 部屋サイズから63Hzと126Hzは最も強い定在波が発生する周波数。63Hz,125Hz共にSPLの変動と残響時間の変動が大きい。

 結論としてリスニングポジションで観測された125Hzの長い残響時間は定在波によるものと断定できます。63Hzも定在波が発生しておりセンターポジションで長い残響時間が観測されています。
表2


インパルス応答と残響特性

 定在波はブーミー感と直結する現象ではない
 定在波がブーミーの原因であれば、125Hz, 160Hzの残響時間が長いこの部屋で聞く楽音はブーミーで、しかも低域の沈み込みがない、音楽鑑賞が苦痛になってしまうであろう部屋になるはずです。ところが冒頭に書いたように、この部屋は今年のベスト3に入ることが確実と思われるほど音楽が楽しく鳴っている部屋です。「ブーミーの原因は定在波」と洗脳された感がありますが、この公式は成り立たないようです。

 定在波による響きは実音の残り香であって、壁揺れによる振動音のように楽器の奏でた音と無縁な雑音とは区別されるべきものです。

 パネル設置の途中経過



センターをまず始めに対策してみます。
角度は試聴で決めれば良いと思いますが、目安の角度とか
ありましたら教えてください。


センターパネルの角度の目安は90度を中心に、クラシックのオーケストラが中心であれば広め、ジャズ&ポップスが中心であれば狭目が目安です。狭い方がボーカルの口元が小さくなります。

 ただこの目安は部屋の条件に左右されますので、個別に確認して頂き、ベストなポイントを探してください。SPパネル無しなので、音楽のジャンルにかかわらず広めが合う確率が高いと思います。





LV1200oil-ctが無事届き、SPも元の位置に
戻して早速使用しています。

書かれていました通り、ミッドバス(?)が減少して
もやもや感が減り、ボーカルが少し低くなってセンターに
現れてきました。



 うーん、これはやっぱ両サイドが必要ですね!
あれからかなりの時間、HPの皆様の状況を拝見しました。

ぜひ当方も両サイドにLV1800oilを立ててもっと音像を
くっきりと浮かび上がらせたい という欲求に駆られています。

そしてセッティングも含め、一度クリニックを受けたいと思っています。

一人でセッティングを追い込むのはなかなかたいへんで、なんとなく
中途半端。且つ、やはり自分の世界から抜け出せないというか...
客観的にプロの指南を受けてみたいです。


なので、注文が先かクリニックを受けてからの方が良いのか
迷っています。




LV1200oil-ct、使いこなしの目処が立ってきました。

つきましてはクリニックは後日ということで、残りのLVパネルを
お願いします。

LV1800oil-sp   ×2


今回のLVパネル導入では72になる母親が実に敏感に反応しました。
曰く、響きが変わった。きれいにひびきょーる。




LV1800oil-sp、今朝無事に届きました。

早速5時間程度、セッティングを追い込んでみましたが、まだまだ難しいです。

思ったより音場の奥行きがでないというか、ボーカルがぽっかり浮かび上がるとかオーケストラの楽器の定位が鮮明になるとかには程遠いようです。

LV1200oil-ct単独の方が効果があったような... ^^;

暫く部屋になじまして、少しずつ追い込んでみるつもりです。


■センターパネルとスピーカーパネルの間がもっと(2倍くらい)開いた方が解像度が上がると思います。SPパネルを左右に拡げるか、SPを左右から包むように左右手前に引き出す配置もお試し下さい。

左右手前に引き出すと、若干ですがサウンドステージに奥行きをつける左右壁面に立てる一次反射パネルの効果が加わるはずです。

奥行きが得られたら、SPの手前の床に長さ30cmくらいの角材を5~10本くらい並べてください、GalleryBassoの傾向が体験できます。

> 思ったより音場の奥行きがでないというか、ボーカルがぽっかり浮かび上がるとかオーケストラの楽器の定位が鮮明になるとかには程遠いようです。
■試しにSPを1mくらい手前に引き出してみてください。

http://www.salogic.com/home-select.files/home-64.htm







昨日、CDラックを移動してSPも前方に移動させて
いろいろ調整してみました。

センターパネルの効果が顕著で、1800パネルをどこに置いても
センターの定位は明確に出ます。


ただ、こういう状態になると、本当に正しい定位、奥行きは
どうなのか? と混沌としてきました。

サイドパネル、センターパネルはだいたいSPとどのくらいの
距離を保つのが目安なのでしょうか?

クリニックの写真を見ると、サイドパネルを部屋の壁にぴたっと
つけているものもあれば、空隙を設けているものもあります。
ミッドバスの吸音には空隙は不要なのでしょうか?

センターの定位はセンターパネルの力でどうにでもなりそうな
感じなので、今度は横方向にSPの間隔をもう少し広げた
セッティングにも挑戦してみようかと思っています。

パネルの数が最小限なのでなかなか難しいのかなぁ
早くクリニックを受けてみたいです。




その後、セッティングを追い込んで、現在は添付画像の状態です。


HPの内容や皆さんのレポート写真を見るところ、
SPの横に更にLV1200が必要ではないか?
と感じている状況です。


また、前回のメールでアドバイス頂いたSP手前の処理、
当方の環境では歩行に障害がないので、LV300で処理。

ということで、
  
   LV1200*2 + 自立脚*2
   LV300*2

の検討をしております。



■SPが大分手前に引き出されたようなのでソロ楽器やボーカルに立体感が見え始めているのでは、と思います。改めて平面図で確認をしましたが、部屋のキャパが小さいので、部屋サイズが原因のボンツキ感(定在波)を生じ、立体感が出にくいのかもしれません。

下記の部屋で(5040(W)×4370(D)×3600(H))有害な定在波(1次と2次)の周波数が33~102Hzがですから、

http://www.salogic.com/home-select.files/home-s-sub.htm

部屋サイズが約2900(W)×2900(W)×2400(H)の**さんの部屋の場合有害な定在波の上限が150Hzくらいになります。

定在波による伝送特性の暴れのうち、100Hz以下のピークはむしろ音楽を楽しく聴かせてくれる要素を含んでいます。上記の例では10dBを超えるピークがあり、オーディオ一辺倒のマニアがこの特性を見ればNOと言うに違いありませんが、ジャズ系の音楽マニアには許容範囲の可能性があります。むしろ好みに合うと思う方もいると思います。

一方125Hz~150Hzの定在波によるボンツキ感は、ヒップポップやラップ・ミュージックのファンであれば、好みに合う方がいるかも知れませんが、クラシック、ジャズ、ポップスファンには必ず不評を食らいます。またこの帯域のエネルギーはサウンドステージの邪魔をして楽器の立体感を失わせる効果が大きいので、LVやSVパネルでは、この帯域を吸音する構造にしてあります。

左右壁面のバラパネルはサウンドステージの奥行きを深くするために置くものでミッドバスの吸音効果もありますので、設置は有効です。但しディレータイムが短い(部屋の寸法が小さい)ので圧迫感が出る可能性があり、1200mmでは背が高すぎるでしょう。900mmであれば圧迫感の可能性が無く、サウンドステージにも有効(600mmになると無効)なので900mmをお勧めします。前後にずらして好みの位置を見つけてください。

LV300*2はGallery-bassoの代用品OKです。



木造の部屋なのであまりボンツキ感はありませんが、LVパネルを
導入したことにより、部屋の変な響きはなくなり、会話の声も自然と
明瞭になってきました。

以前と比べて大きめなリクライニングチェア+オットマンを購入するなど
家具も増えてきましたので、かなり響きがデッドに感じられます。


今日は会社の帰りにホームセンターに寄ってみました。
で、自立脚の金具は適当なものがあったので自分で
取り付け、Gallery-bassoは似たものを自作してみよう!
という気持ちになりました。

ミッドバス対策の機能は自作では怪しいので村田様に
お願いします。

ホームセンターには桧やパイン材、ホワイトウッド等の
材木が販売されていました。
とりあえずGallery-bassoと同寸法で久々にD.I.Yに
挑戦してみます。




午前中に再度ホームセンターに行って、D.I.Yが可能か
見てきたんですが...駄目でした。

まず、角材がありません。
ホワイトパインの集成材はカット加工不可、桧材は必要サイズの在庫なし

大工の伯父さんを頼ろうかと思いましたが、材探し・加工もろもろ考えると
おとなしく村田様から購入した方が安くつきますし、精度・効果ともに
安心です。

先般の1800のLVパネルに緩衝用として入っていたダンボールの
当て板を15センチ毎に山折谷折にしてSPの横や前に置いてみましたが
やっぱり横は効きますね。

で、以下の通り、購入しようと思います。


●  LV900-oil*2
●  自立脚 木部*2
● LV300-oil*2




早速ラフに並べて使用しました。(添付画像)


これで、やっと村田様の目指す世界が見えた感じです。

重心も下がり、ボーカルがふわっと浮かびます。

明日は、アキュのDP-57が届き、明後日には310Aのプリも
届きそうなので、とーっても楽しみです。

いつか機会がありましたら、クリニックをよろしくお願いします。



 2007年6月26日 無償ルームチューン実施





身近にマニアックな方が居なくて、独りよがりになっているのでは?
と心配しておりましたが、本日のクリニックで安心できました。

背後のCDラックは幅が100センチで高さが70センチのパネルを
載っけられそうなので、スノコ板+スカイライン似の自作パネルは
早晩リプレースしようと思います。

LV600oiL*2 or LV600oiL-sp でしょうか?

秋葉のダイナ 5555 で聞いたオリジナル・ノーチラスの目に見えるような
オーケストラの定位に憧れながらも、音楽としては今の自宅の鳴り様も
良いなぁ~ と個人的には思っています。


昨日ですが、楽天に出店している山形のお店の中古に「StainVeiL1200ct」が
格安であったので思わず買っちゃいました!

まずは現有の「LV1200oiL-ct」を交換して使ってみようと思っていますが、
「LV1200oiL-ct」をバラして、「StainVeiL1200ct」と半々にして
センターパネルのデュアル化や「LV1800oiL-sp」と「LV1200oiL」の
間に挿入か? なんて考えていますが、村田様でしたらどう使用
されますか?

ミッドバスが若干多いと言われてていたので、さらに究極を目指して
みたいと思っています。


■測定データを改めて確認しましたが、120HZ、160Hzの残響時間がかなり長めです。1200パネルが追加になればこの帯域の吸音量が増えるので丁度良いでしょう。ミッドバスの吸音特性はパネルの置き場所に拘わらず発揮されます。

残響時間の周波数特性で問題点を探すとしたら、100Hz以下の帯域です。低音楽器の音を量感たっぷりに聞かせる 80,63,50HZあたりの残響時間が短いのですが、StainVeilパネルで回復傾向になると思います。

新しいページができましたので下記も参考にしてください。

http://www.salogic.com/home-select.files/home-105-sub.htm

さて具体的な使い方ですが、センターのデュアル化以外では、リスナー背後の壁面に拡散反射壁を作って聴いてみてください。デッドな部屋ではかなり効果的にサウンドステージの奥行きを増やしてくれます。**さんの部屋の場合、既に最適残響時間が達成されているのでどのように変わるのか、結果を教えてください。



パネルの背面設置が出来れば良いなぁ とは思っていましたが、
ご存知の通り、ソファの直ぐ後ろがCDラックで、着座位置から
後ろには置く余裕がありません。

せいぜい右手の斜め後ろくらいでしょうか。

ミッドバスの吸音には設置場所に拘わらないとのことなので、
まずは右手斜め後ろに置いてみて変化を確認します。



いろいろ、試行錯誤の結果、正面は中古のStainVeiL1200ctにし、
背面の両脇にLV1200ctをばらして正面から向かって「逆ハの字」の
セッティングに落ち着きました。

また、Gallery-bassoの代わりの足元のLV300もSP手前を
少し持ち上げてみました。

現在はかなり低い音から音の動きが感じられ、音の広がりも十分で
以前よりもさらに気分良く響きます。

そろそろ音場補正も「上がり」のような感じです。
音楽を聴いていると、ついつい気持ちよくて寝入っています。^^ヾ

ぜひまたお近くに来られる機会がありましたらお立ち寄りください。
音楽を聴くのが楽しい毎日(毎夜)です。



私の部屋の解説ありがとうございます。

予定変更をしてまでの残響測定にもかかわらず、
特性はやっぱり良くなかったんですねー ^^;


しかしながら、村田様の長年の「?」の解決の手がかりが
得られるかもしれないのはうれしいです。

実は自分の部屋が2Fにあって、中二の時にも天井だけ鋸3段の
傾斜をつけて、壁は有孔石膏ボードの市松模様にして簡易音響
ルームを作っていました。(とってもつまらん音でした)

で、今回の音響ルームの改築時に先行して部屋に音響ルームと
同じように全面杉羽目板を壁・天井に貼って響きの確認を
行いました。

壁に平行面があるため、杉羽目板とはいえフラッターエコーが
発生していますが、天井はこの実験で吸音ボードを使わなくても
良いということが分かり、急遽、音響ルームは全面杉羽目板に
しました。(材料が 安い というのも正直あります)

横壁は当初真ん中でさらに分割して八角形になる予定でしたが、
伯父さんの作業負担減で今のように一直線になりました。

設計は場当たり的に変更を行い、材料も当座当座で確認しながらという
なんとも計画性のない作りでしたが、成功(!)のようでラッキーです。


部屋は一間190cmの八畳の中に部屋を作ったので七畳くらいあるかと
思ったのですが、記載の数値を見ると四畳半に近いのですね。
(実際狭いと感じてます)



 2009年10月05日 再訪問



パネル関係の変化
・後部頭上スカイライン型ディフューザー撤去→LV600パネルへ
・SP横LV1800、LV900間にLV1200追加、角度調整
・SP手前床のLV300撤去→Gallery-bassoへ
・LV300 2枚はリスニングポジション右横に立てて使用
・SPとGallery-basso間に調音スポンジ設置
・LV1200ctは5cm厚御影石で嵩上げ


使用機器
CDP:CEC TL-51X
DAC:サンバレー SV-192S EH GOLD換装
  サンバレー Model2 TESLA換装
プリ:アキュフェーズ C-200X KazuoLaboさん改&メンテ
   BELL AIR SX-710 KazuoLaboさんメンテ
WELCOME WE310Aラインアンプ 高崎Ar-denさん改&KazuoLaboさん改
メイン:アキュフェーズ P-300 メタルキャン終段 KazuoLaboさん改&メンテ
    アキュフェーズ P-300Ⅱ モジュール終段 KazuoLaboさん改&メンテ
    サンバレー SV-91B 高崎Ar-denさん改&KazuoLaboさんメンテ
SP:Monitor Audio PLatinum PL100



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