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「長期貸出体験プランB」をご利用頂いたお客様から送っていただいた写真です。ご利用の相談で部屋の写真を拝見し、SPパネルの背丈を1500にすることを提案しました。部屋の佇まいにピタリと馴染みました。 パネル構成は、 1500sp *2 1200ct *1 900サイドパネル *2
主としてSPパネルには1740サイズをお勧めしますが、1500までであれば調音効果の低下はごく僅かです。 無償ルームチューンの経験では、取っ替え引っ替えで1740と1500を比較すると皆さん1740を選択されますが、日を変えて試聴すれば優劣の判別はできないであろうと思います。 その他必須の条件として、SPパネルとCTパネルの背丈を同じにしないでください。揃えてしまうと高さ方向の立体表現が低下します。
4) ・ ・ ・ わずか20W程度の真空管アンプで、あまりにスーッと重低音が出てくるので、 今までとの歴然とした差を感じます。 この現象は等ラウドネス曲線で説明できます。 SVEパネルは130〜400Hz付近の室内滞留音を吸音します、 SVEパネルのミッドバス吸音特性 十分に気づかいして頑丈な部屋を作ったとしても、この帯域(ミッドバス)の床・壁・天井の振動音は必ず発生するものです。 下記グラフ(等ラウドネス曲線)の80phonの曲線に注目すると、200Hzが85dB、40Hzが105dBで、その差は20dBです。20dBの感度差は聴覚では10倍の音量差に相当するので、40Hzの重低音の1/10の音量の200Hz帯域の壁振動音が40Hzの重低音と同じ大きさの音に聴こえることを表しています。 つまり、重低音に比べて聴覚の感度が10倍高いミッドバスの振動音があると、ベースの音などにその響きが覆いかぶさってしまい重低音が埋没してしまうのです。 = 等ラウドネス曲線 = そのほか重低音帯域では定在波の影響も無視できません、部屋のあちこちを歩き回ってみて、低音の量感の増減が顕著であれば定在波の影響が大きく顕れている証拠です。 ![]() STWパネルの低域吸音特性 定在波を吸音すると低音楽器のリアリティーが向上し、ジャズ系の音楽であればグルーブ感たっぷりに、クラシック系であればピアニッシモとトゥッティのコントラストが際立ちます。 定在波のページも参照してください。= 定在波 =
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![]() LV1500sp, LV1200ct, LV900 ![]() ![]() SVE1740sp, SVE1200ct, SVE900 (クリアオイル重ね塗り) |