05.04.27

広さは20畳の洋間・建築はツーバイフォーの床張りです。センターに1800Hのパネルを2枚、両サイドに1500Hのパネルを4枚を導入検討したいと思います。

05.05.07
とのことでしたが、
無償ルームチューンの結果、フロントのパネル配置が下記のように変更になりました。



05.07.09  納品後に再度お訪ねしました。

 無償チューンでは、フラッターエコーを消去する目的で左右手前の壁面(リスナーに近い側壁)にLV600を複数設置していました。その効果で左右からの拡散音が増え、サウンドステージの生成にも好影響を与えていました。

 製品の納品ではコストパフォーマンスを考慮して左右手前のLV600を省略しました。その結果、●フラッターエコーの復活、●サウンドステージを手前に引き出す拡散反射音の減少、の二つが重なりました。

どちらもサウンドステージのがの奥行き方向の厚みを減少させる原因となります。

 この日一日で4件(名古屋〜京都)のお宅をご訪問する予定であったので、改善の方針だけお伝えしてこの日は終了となりました。

<改善の方針>
 SPバッフルの手前に左右側面のパネルが迫り出すように、SPを後退させて配置する。
(迫り出した反射面で側壁の反射音の減少を補う)


05.07.13  メールを頂きました。

先日はご多忙の中大変お世話になりました。
日曜日にスピーカーの位置を後ろに下げてボードに反射するよう移動しました、結果、大変良好な変化があって〜よりなまなましい音になりました。久しぶりにJAZZをとっかえひっかえ聞いています。こんなことは、僕にとっては非常にめずらしいことなのです。



とっかえひっかえ聞いてしまう音場を作り出すルームチューンのキーポイント

 聴きなれたCDを改めてとっかえひっかえ聞いてしまうルームチューンには、一つの共通点があります。チューンのサンプルの写真には写りにくいので認識が少ないと思いますが、フロントのSPパネルから離れた左右壁面に拡散パネルが置かれていることが多いのです。

 このパネルを前後させると家具類の反射音のアンバランスを調整することができます。片側だけに置いたり、左右の位置を前後にずらしたりして、左右からの反射音のエネルギーバランスを整えます。オーディオラックや食器棚程度のアンバランスであれば、LV300〜600パネルが1〜2枚あれば補正が可能です。

 そして次がキーポイントですが、左右と床の反射音の位置を緻密に調整して低音域のヌケが良くなるポイントを探し出します。このポイントは反射音の位相干渉が僅かに発生するあたりですが、紙面でお伝えするのは不可能な領域です。

 ここまで仕上がると、ピンポイントであったリスニングポイントが、リスニングエリアといえるほどに拡大し、寝転がって音楽が鑑賞ができるほどになります。









home-43-sub