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![]() 仰天の広さです。天井の高さ 8m、50畳の居間に並ぶハイエンド機器。部屋の周りをぐるりと囲む収納廊下があり、世界の名機が所せましと積まれています。 リスニングポイントの後ろは二階に部屋があり、その一階エリアも連続した居住空間になっているので普通の部屋(天井高2.4m)に換算すれば200畳に匹敵するエアボリュームがあります。 まるでコンサートホールのようなオーディオルームです。オーディオルームに居間がちょこっと同居させてもらっている、と云うのが正しい表現でしょう。 悠々歩いては入れるフロント裏側の部屋(収納廊下)にパワーアンプが隠れており、最短距離でスピーカーシステムをドライブしている。LPやCDなどの音楽ソースもここに収納されている。 ハイエンド機器でまとめ上げられたオーディオシステムは無音から一瞬にして立ち上がる静寂と華やかさのコントラストがドラマチックですね。 数百のオーディオルームを拝見しましたが、見上げる空間にこの陣容は初体験です、この規模を超えるものに未来遭遇することはないであろうと確信します。 今回はサブウーファ(SW2000D)のセッティングが目的でお尋ねしました。巨大空間ゆえにミッドバスのブーミングなし、低音域(100Hz以下)の残響時間の暴れ(周波数特性の折れ曲がり)なしなど、音場のチューニングは不要であろうと感じたのですが、せっかくお尋ねしたので、1800sp と Wasin1200 を所定位置に置いてみました。 この大きな空間に最小限の調音パネル(1800spx2, Wasinx1, 900sidex2)ですから、大きな変化ではないけれど、静けさと華やかさに自然な立体感が醸成されて録音現場の佇まいが姿を顕しました。艶やかで麗しく、素晴らしいの一言です。 私と同世代でオーディオ歴が長いオーナーですから、何か違うようだとすぐに気付かれたようです。予期しないご注文を頂きました。 出窓のような棚があるので1800spを1200spx2に分割して上記写真の完成形になりました。 大空間なので、和心はサブウーファの上に乗せても良し、床に置いても良しでした。 オーディオ店の勧めで購入済の SV900ct が効果なしでお蔵入りになっていたので(センターだけでは調音の役に立たない)、バラしてサイドパネルに利用しました。 |