無償ルームチューニング 146

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ルームチューニング後の感想


(1)定在波パネル3枚 : 当日は低音の切れ(治まり?)の良さにおどろきました。

(2)定在波パネル1枚 : 先に試聴した定在波パネル3枚の低音に関心が行き過ぎており、音として聞いており、ちゃんと音楽として聞けていなかった気がします。

 後から思い返してみれば、高音の響きを含め、音楽としてはこちらの方が格段に良かったのかなと思っています。

 

 フロントに定在波パネル3枚を設置したときの低音は、ベースやバスドラムが写真の編集で輪郭補正をかけたようにクッキリ・ハッキリぬけ出して定位し、スピーカーのサイズからは考えられないような沈み込みのある解像度が際立ちました。でも補正かけ過ぎだよね ・ ・、という印象が残りました。

 原因は二種類持参した4枚の定在波パネルの中の、3枚の簡易パネルにあります。ご指摘の通り、フロントに設置すると音楽で一番大切な ”楽しさ” の部分が吸音されてしまうのです。3枚の設置パネル全てが完成形の定在波パネルであれば 3枚設置の圧勝であったと思います。
 
 
 簡易パネルの構造上の問題点は、1.高音域の吸音過多。2.反射面と吸音面が緩衝材なしでぶつかると逆位相に類似する聴覚への圧迫感が発生する。という、部屋の音を決める5つのパラメータを補足するサブパラメータへの対策が為されておりません。そして少しだけ逆位相感が混ざると、輪郭補正かけ過ぎだよね、と思えるようなクリアさを醸すことがあります。
 ● 5つのパラメータは、<ルームチューニング徹底解明>の最後の項参照

 定在波パネル開発の目処がつき、 5つのパラメータを 6つに分割する必要性が出て来ました。

B-1 : 壁・床・天井の振動を減らして(吸音して)ブーミングを解消する
B-2 : 躯体の振動を減らして(吸音して)低音の沈み込みを聴かせる

 

ルームチューニング前のレイアウト

 
ルームチューニング後のレイアウト


注)雪見パネルは車が定在波パネルで満載になってしまい積載できずSVパネルになりました。


(3)素の状態 : 一週間ほど経ってしまいましたが、本日時間が取れたので今までと同じ機器と配置で聞いてみました。

 TV画面に張り付いた音楽を聞き、パネルがあった時の音の広がりと言うか、まるでステージ上でミュージシャンが躍動しているかの様な、スティックを振る腕が見える様な(高さを含んだ)広がりを感じる事ができず、さみしさをしみじみと感じています。


拙宅でのパネル導入順序の確認
(順位1)1800−SP ×2
(順位2)和心
(順位3)900サイドパネル ×2
(オプション1)定在波パネル ×1

 

 先日の結果を踏まえて優先順位を付けるとしたら、定在波パネルを 3番めにしたいですね。

1.スピーカーパネル
2.和心
3.定在波パネル
4.サイドパネル