無償ルームチューニング 127

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昨年オーディオルームをリフォームしました

 壁天井ともに15mm厚のパイン集成材にしたところ、部屋自体の響きは悪くないものの響きが多いためか、定位が散漫で、音源の多いポップスなどを聴くと少し騒々しい感じがあります。

 かと言って、小さめでも吸音材を設置すると、明らかにそこに(聴感上)デッドスポットを感じてしまい、音場の広がりに違和感を覚えます。

 また、聴くソースはボーカル入りのポップスがほとんどですが、ベースやバスドラなど量感的には十分なもののキッチリ切れない様な、もう一つカッコよさが足りません。

 今回、SALOGICさんのパネルに挑戦しようと思いますが、私の環境において、手始めとしてのセットは注文内容で問題ないでしょうか。

 塗装色: カラーレス, ジョイント穴: なし StainVeiL1300ct x 1
 塗装色: カラーレス, ジョイント穴: なし StainVeiL1800sp x 2
 塗装色: クリア・ホワイトメープル ギャラリーバッソ 2枚組 x 1

 いくつかのデータと写真を添付しました。 平面図 側面図 伝送特性
 

 下記が水平拡散パネルの設置順序です。

●1.スピーカーパネル  ●2.センターパネル  ●3.サイドパネル  ●4.バッソ

●5.リアパネル(リスナーの後ろが吸音性であるとき)  ●6.周辺パネル(低音の包容力が欲しいとき)

 サイドパネルを飛ばしてバッソのご注文を頂いたので、デモ用の<サイドパネル>と<リアパネル>を商品と一緒にお届けすることにしました。
 

SVパネル設置

 パネルを設置してから早1週間が経ちました。

 昨年、部屋のリフォームをして以来、

 ●定位感が散漫。
 ●響き自体は悪くないが強すぎで、吸音材を使えば逆にその存在が目立ってしまう。
 ●低音の一部が大きくこもる。それゆえ、ベースやバスドラが気持ちよく決まらない。

 という現象に悩まされ、いくつかのルームチューン製品を試してきましたが、なかなか思うようなチューニングができず、手をこまねいていました。

 このリフォームは失敗だったのかな、と混沌としながら、最後の砦としてサーロジックさんのパネルを導入。という経緯でした。

 丁寧に製作されたことがジーンと胸に伝わってくる美しいパネルをしばし見つめてから

 いざセッティング。
 


 音出しの瞬間、すべての悩みが一瞬にして消え去りました。
 これは想像以上に良いというレベルではなく、想像できなかった素晴らしさです。
 ベースの音程が明瞭でキレが向上しますが、音痩せせず深みがあって安定感抜群です。

 響き過ぎず、デッド過ぎず、大変気持のよい空間の中で、各楽器はピンポイントに定位が決まり、しかも実像的な立ち方がとてもリアルで、、、といいますか理屈抜きで、

 とにかく、どの音楽を聴いても気持ち良いのです。
 いつまでも音楽を聴いていたくて、 夜更かし気味になっています(笑)
 もっと早く導入すればよかった!
 


 ついつい音楽鑑賞が先行してしまい、セッティングとしてはラフな状態ですが、フリースタンディングというのでしょうか、1800spを部屋のコーナーまで押し下げ、90度よりわずかに開いた状態が今のところ好みです。

 1300ctの開き角は小さめで、ギャラリーバッソは定位置。

 お借りした900のパネルは、スピーカーバッフル面と面一で、リスナー側へ出しています。また600×2はリスニングチェア後ろ40cmの所に、開き角大きめで設置しています。

 お借りした計4枚のパネルはもはや、はずすことができません。
 スピーカーからリスナーまでの空間にも心地良い音場が広がり、さらに定位感と低域の 明瞭度が向上します。

 ちなみに、リスニングチェアの後ろに設置するパネルに、キャスターを付けていただく特注はできますか? 普段は畳んで隅にしまっておき、音楽を聴くときだけ、定位置に設置できれば理想です。

 パネル構成としては、この状態で十分に幸せを感じますが、さらにパネルを増やすことで、もっと高みがあるのかな、などと欲が出てしまいます。
 

サイドパネル・リアパネル設置

 スピーカーサイド用のSV900パネル(以下サイドパネル)と
 リスナー後方用のSV1200SPパネル(以下リアパネル)、無事に到着しました。

 「SP側コーナーパネル+センターパネル+バッソ」にサイドパネルとリアパネルが追加されることで、SPとリスナーまでの空間、そして、リスナーの後方にまで(つまり360°)音場空間が広がるようになりました。

(今回、オーディオルームの後ろに続くデッドな部屋が、相当影響していることが分かり勉強になりました。)
 


 パネルの拡散を利用した音場形成というと、多少の不自然さがあるかな、と思っていたのですが、今ここで包み込まれている立体的な音場空間、そして明瞭で実像的な定位感は、不自然さの欠片もなく、ちょっとこれは筆舌に尽くしがたいリアルで心地よい空間表現であります。

 心地よく感じるのは空間表現だけでなく、こもってダブついていた低域が、立ち上がりが早くなり、アタック感や芯のある状態でローエンドまで伸びるようになったことも挙げられます。

 どのジャンルの音楽でも危うげなく、安定したサウンドです。

 なにか評論的になってしまいましたが、いまは只々、音楽を聴くことに没頭できています。音に対してのストレスが無い、リアルなサウンドは、必然的に気分が乗ってきますね。

 寝る時間が迫ってくると、なんとも名残惜しく、アンプの灯を消す日々です。

 このたびは素晴らしいオーディオ・音楽ライフを提供していただいた村田さんに感謝します。東京方面へおいでの際、お時間がありましたら是非お立ち寄りいただければと思います。
 


 リアパネルは、音楽を聴かない時に片付けられるよう、いただいた全方向キャスターを取り付けました。下穴を開けて取り付けたところ、木が割れたりすることも無くきれいに取り付けることができました。180度開いたりしなければ、実用上、安定性もほぼ問題ありません。