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-◆-◆- 実測残響時間の周波数特性 -■-■- 補正目標特性(目標特性 x 0.78) ![]() ![]()
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-◆-◆- 実測残響時間の周波数特性 -■-■- 補正目標特性(目標特性 x 0.78) ![]() ステージ上で測定した<測定配置01〜03>の残響データによると、2000Hz以上の帯域の残響時間が短かいという共通の類似点があります。木で内装した建物では、4kHz以上の帯域の残響時間が中音域に比べて長くなる可能性はない、との経験値がありますので、予測の範疇です。 但し本件ではステージのエリアに改修前と同じ量のカーテン類が反射パネルと共存しており、高音域が減衰する傾向が通常より強く出ている模様です。 音楽以外の催し物ではカーテンを下げてパネルの反射面を覆い、初期設計値に近い音場を再現出来るようにとの配慮によるものですが、改修後の残響特性によれば、カーテン無しで凡ての催し物が可能と思われる解像度と響きが得られたと思われます。 ホールの響きの質は残響時間の長さや、その周波数特性で説明されるのが通例ですが、数値化しにくいので利用されない初期反射音もホールの音質を決定する重要なパラメータです。 音楽専用ホールに比べて残響時間を短かく設計する多目的ホールの音質をコントロールする上で初期反射音は特に重要なパラメータで、本件の改修に使用した50枚のSV(StainVeil/ステンベール)パネルが高音域の一次反射音を増やす効果が高いため、残響時間の周波数特性から連想される高音域の不足は発生しません。 |
-◆-◆- 改修前の残響時間周波数特性 -×-×- 改修後の残響時間周波数特性 ![]() |
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-◆-◆- 実測残響時間の周波数特性 -■-■- 補正目標特性(目標特性 x 0.78) ![]() |
●座席数500 のカザルスホールと津田ホールの残響特性 同じ座席数のホールであるが、形の違いから響きの量とクリアさのバランスが異なる。津田ホール系の中音域下降、高音域上昇のカーブの方が音がクリアで、多目的な用途向きである。演奏による音響テスト参照 ![]()
●東京近郊の多目的ホールの室容積と残響時間 ●(12)立川市民会館小ホール : 288席/0.7秒 ●(13)調布市民福祉会館小ホール : 300席/0.9秒 ●(14)佐野市文化会館小ホール : 300席/0.95秒 ![]()
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