吸音&拡散スカラホール取り扱い説明書
拡散スカラホールは販売終了しました
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● 製品サイズ(吸音、拡散、どちらも同じサイズです)
 ・ 850mm × 1300mm × 200(膨らみ)mm

● 取り付け寸法
 850mm × 1250mm が標準ですが、1250〜1100mm 程度でお使い下さい。
予め、仮止めテープなどで取り付け位置の目印付けていただくと、真っ直ぐに取り付けできます。

● ピンの長い画鋲で固定します
 10本の画鋲を均等に配分してください。拡散スカラホールはピンが通り難いので、少し揺するようにして穴をあけてください。端部とセンター裏側に紐などを結ぶフックも付いています。落下すると火災になりますストーブの上付近は取り付け禁止です。

吸音スカラホール

 天井がまっ平ら・・・、つまり床と平行で、更に反射性であると、フラッターエコーが必ず発生します。”ボアン・プルン・ビ〜ン”のような勘に触る喧しさが楽器の音に付き纏い、立体的な佇まいが阻害されると共にサウンドステージの奥行きが浅くなります。

 吸音スカラホールは面積の違う2枚の布を上下に袋状に綴じ込み、約200mmの空気層をもたせたフラッターエコーの消去体です。
拡散スカラホール

 空気を含ませた2枚の布がフラッターエコーを消去する構造は吸音スカラホールと同じです。

 ステンレス微粒子を布の表面に付着させたハイテク素材を採用し、LV・StainVeil・Galleryパネルなどと同様に高音域の反射音を積極的に増やす特性を合わせ持たせたフラッターエコーの消去体です。

● LVパネル・スカラホールの標準配置とその効果
 LVパネル、吸音スカラホール、拡散スカラホールを適材適所に配置することで、 コンサートホールならではの生演奏の響きの上空へ広がりと、その奥行きをオーディオルームに再現いたします。

・ LV(StainVeil)パネル
 スピーカーが前方に送る正しいエネルギーバランスの音楽情報に比べ、そのままでは高音域が不足する背後の壁面からの反射音の高音域を補強して水平拡散する役目を担います。内部のフェルト層と背面の松合板がミッドバスの余分なもたつきを吸音する構造です。

 スピーカーを後ろから外側に囲い込むパネルがサウンドステージの奥行きと広がりを作り、センターパネルがVocalの存在感や艶かしさを醸し出す役目を担います。

・ 吸音スカラホール
 フラッターエコーなどの余分な反射音を吸音するもので、フロントに定位する楽器の平面的な解像度を改善するものです。LVパネルでサウンドステージの奥行きを作ってから解像度アップに使います。スピーカーとリスナーの間の天井に取り付けてください。天井または床面が吸音性であればスカラホールは不用です。
 吸音スカラホールは吸音体です、多用すると音楽の躍動感が減退します。クリアと躍動感の減少のトレードオフを考慮しながら、4枚以内、できれば2枚で最適ポイントを探してください。


・ 拡散スカラホール
 LV(StainVeil)1200spパネルと組み合わせてお使いください。LV(StainVeil)1200spは楽器の位置関係・ソロとオーケストラの前後関係など、サウンドステージの奥行きを作る能力に長けていますが、音空間の高さを作る能力が不足します。拡散スカラホールで補うことができます。1800spであればサウンドステージの奥行きと高さが両立します。拡散スカラホールは一般に不要です。


 1200spと拡散スカラホールを組み合わせるとコンサートホールの空間の広さ、特に天井の高さの表現力がUPいたします。拡散スカラホールはリスニングポイントの真上の左右に設置してください。頭上を2枚の拡散スカラホールの谷間とすることで、フロントの解像度を保ったまま天井の音空間が広がります。

6畳間の配置例

LVパネル    吸音スカラホール        拡散スカラホール