StainVeil ルームチューニングパネルの設置例
StainVeil 1300 StainVeil 2000 StainVeil 750 ’
設置例の品名 | サイズ(mm) | 質量(kg) | |
StainVeil 2000(オーダー) | 455(W)×2000(H)×70(D) | 21.0 | |
StainVeil 1300(標準品) | 455(W)×1300(H)×70(D) | 13.5 | |
StainVeil 750(オーダー) | 455(W)×750(H)×70(D) | 8.0 |
LV,Galleryパネル,にも共通の項目です |
StainVeil 2000 センターパネル ![]() |
■最適な広角は90〜120° 角度の調節でセンター楽器の佇まいを変えることができます、ソロVocalの口の大きさが適正になるように角度を決定してください。 ■センターに10〜50mmの隙間を作る 隙間を作ることでセンターに定位する楽器の立体感を強調することができます。蝶番を外すと自立しなくなるので、壁面や床、天井の梁などに固定してください。 ■センターに背の高いパネル センターパネルの背を高くすると、コンサートホールで感じる上空からのライブ感を増やすことができます。上記の例のようにFWstain750が設置できる程度に横幅に余裕がある時には効果大。拡散スカラホールをリスナーの頭上に取り付けることでも同様の効果を得ることができます。 StainVeil 750(標準品ならStainVeil 600)が置けない幅のとき StainVeil 750なしでパネル横幅が部屋いっぱいのとき、センターパネルの高さは、左右のパネルと同じ高さにして下さい。背の低いFW750なしでセンターだけ高くすると、音像が大きくなりすぎます。拡散スカラホールをリスナー頭上に取り付けるとコンサートホールの高い天井のイメージが実現できます。 |
StainVeil 1300 スピーカーパネル ![]() ![]() |
■パネルは、スピーカーキャビネットより高くする スピーカー・キャビネット+100mm〜200mmが標準の高さです。パネル高が耳より高いことも必要条件なので、背の低いSPでもStainVeil 1200前後を使用します。パネル高がキャビネットより低いと後述の球面波の形成を妨げます。 標準以外のサイズも製作いたします。オーダーメイドパネルの売価は一回り大きい標準サイズと同じです(特注サイズのStainVeil 1400なら標準サイズのStainVeil 1500と同価格)。 ■正面のパネルは、壁面と平行に設置してはいけない 定在波の滞留時間を減らすために、部屋形状から可能な限り立方体の要素を減らして下さい。 ■低音で壁が振動するとミッドバスのブーミーな輻射音が発生する StainVeilパネルが低音エネルギーを遮蔽し壁振動を抑制します。同時にStainVeilパネルの背面の合板が低音のエネルギーを熱に変換し吸音します。 詳細は --> こちら 傘を広げて片手で持ち音楽を再生すると、壁をゆする低音エネルギーの大きさが体験できます。 ■無指向性球面波を作る 自然界の音、生楽器の音は、傾向として無指性の特性を示します。正面だけに音を送り出す単一指向性のSPは、後方には楽器の低音だけを送り出す不自然な指向パターンの楽器を形成します。 単一指向性SPの背後に、中高音域を拡散反射し低音域を吸音するStainVeilパネルを置くと、聴感上の指向特性が改善され、楽器の佇まいに奥行きが加わり、立体感の豊かな明瞭なステージが再現されます。 ローコストなLVパネルでも効果は同じです。再生音量が大きい場合、強度の高いStainVeilパネルをお勧めします。 ■カーテンを使わずに平面反射を抑制する 部屋の壁面がつるつるの反射面であると、楽器の音に多くの虚像が重なりあい、SPの解像度を悪くします。反対にスピーカー周りの壁面をランダムな反射面にすると虚像が消え、楽器のフォーカスが回復します。楽曲を構成する個々の楽器に自然な佇まいと距離感が生まれ、オーディオ的解像度も格段に向上します。詳細は ---> こちら1 と こちら2 ■パネルの置き方でステージの広さをコントロールする。 内側への迫り出し パネルのリブ面がSPの内側だけに迫り出すと、フロントの音像の結び方はセンター寄りに小ぢんまりとほどよく落ち着きます。SPの間隔が広がり過ぎているとき、室内楽を小ぢんまりとまとめるのに有効です。 外側への迫り出し パネルのリブ面がSPの外側だけに迫り出すと、ステージの横幅が広くなりコンサートホールで前方の席に移ったように音場が変化します。 左右に迫り出させると 中高音乱反射、ミッドバス〜低音域吸音のチューニングパネルは、SPの指向特性を改善します。中高音の反射音が楽器類に立体的な定位感を与え、ミッドバスの吸音によりピンポイントの方向感も合わせ持つ特性を示します。音楽の鑑賞に最適な定位感が得られます。 |
StainVeil 750 ![]() StainVeil 1300,2000 ![]() |
■フロントに6枚を超えるStainVeilパネルを置くとき 7〜8枚目のパネルでは、反射リブの構造を変える必要があります。上記写真では、部屋に合わせて製作したStainVeil 750により音が地に付くイメージが得られました。音楽に安定感が生まれます。 標準パネルのリブに比べ、StainVeil 750の変形リブはその幅を広くしてあります。幅の広いリブを使うと低域の厚みが増しますが、高さに変化をつけてあるため厚みが増してもブーミーさは出ません。 ■StainVeil 750のサブパネル センターに背の高いパネルを設置した場合のサブパネルには、リブの幅を広げたStainVeil 600〜750程度のものが適当なようです。センターパネルの角度調整の効果を殺すことなく、安定感と野太い緻密さが加わります。 ■フロント側に設置するStainVeilパネルは6枚程度が望ましい。それ以上の数が必要な場合はStainVeil 750のようにリブ幅を2〜3倍に広げる必要があります。標準パネルは6枚使用で十分な効果が得られるように反射エネルギーの周波数バランスが決定されています。 部屋が広い場合、またはSPキャビネットが大きい場合、8枚必要になることがあります。 |