
<SVパネルと最小限のオーディオ機器を設置>

<壁の平行面が見えなくなる量の機器類を設置>

・床面積 : 2.5間×3.5間 = 25.7㎡≒17.5畳
・実測室容積 : 4.24W×6.06D×3.00H = 77㎥
・最適残響時間 : 0.54秒
<SVパネル&オーディオ機器設置後のフラターレスの残響時間>
周波数 |
16Hz |
20 |
25 |
31.5 |
40 |
50 |
63 |
80 |
100 |
125 |
160 |
SPとアンプ設置 |
-sec |
1.90 |
1.80 |
1.05 |
1.00 |
0.81 |
0.71 |
0.65 |
0.60 |
0.44 |
0.52 |
機材多数設置 |
1.7sec |
1.6 |
1.5 |
0.74 |
0.61 |
0.60 |
0.51 |
0.52 |
0.50 |
0.45 |
0.55 |
周波数 |
200Hz |
250 |
315 |
400 |
500 |
630 |
800 |
1k |
1.25k |
1.6k |
2k |
SPとアンプ設置 |
0.47sec |
0.52 |
0.54 |
0.58 |
0.54 |
0.53 |
0.56 |
0.61 |
0.65 |
0.68 |
0.74 |
機材多数設置 |
0.42 |
0.34 |
0.38 |
0.40 |
0.36 |
0.39 |
0.39 |
0.43 |
0.49 |
0.51 |
0.52 |
周波数 |
2.5k |
3.15k |
4k |
5k |
6.3k |
8k |
10k |
12.5k |
16k |
20k |
|
SPとアンプ設置 |
0.76sec |
0.75 |
0.73 |
0.68 |
0.59 |
0.53 |
0.46 |
0.36 |
0.30 |
0.24 |
|
機材多数設置 |
0.55 |
0.54 |
0.53 |
0.52 |
0.50 |
0.49 |
0.46 |
0.39 |
0.36 |
0.31 |
|
SPと最小限のアンプ類を設置したときの実測残響データ
機材が壁の平行部分を覆い隠した常用時(フラッターレス)の実測残響データ
<SVパネル&オーディオ機器設置後のフラターレスの残響時間>

17.5畳の壁面が総て埋まるほどの量の往年の名機がずらりと並んでいる。プロ機器が多いのでキャビネットは鉄板仕上げが多数。残響の実測データの各所に鉄板の共振と思われる不自然な曲がりが表れている。
中高音域の吸音処理ゼロの部屋だが中高音域の残響時間は最適値を下回っている。オーディオルームにカーテンなどの高音域の吸音材は不要であることを示している。

木で内装したオーディオルームはフラッターエコーが無ければ残響音が最適残響時間を超えることは非常に稀で、越えたとしても実害が出るレベルにはなりません。
吸音が必要な帯域は板材の共振と柱の強度不足が関与する400Hz以下に限られます。
それなのに市販されているグラスウール系、スポンジ系の吸音部材は400Hz以上を吸音するものばかりで、導入すると残響音のエネルギーバランスが低域に偏って音楽の躍動感を奪うブーミングを助長します。
<SVパネル>

<SVパネルのミッドバス吸音特性>

<STW1500 & STWF1500パネル>

<STW(F)パネルの低音域吸音特性>

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