無償ルームチューニング 67

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 「センターパネルの色ではルーメンホワイトの存在がボケてしまう、アマティーオマージュの色にしてしまおう」 村井裕弥さんの決断で、ウレタン塗装・クレモナ色のスピーカーパネルができました。

 LVパネルは松材リブの密度のバラつきを利用してカラーレーションを避けています、ウレタン塗装では響きの均一化が起こり、カラーレーションが出てしまう可能性があります。LVパネルによる過去の試作ではウレタン塗装はNGの判定が出ています。しかしアマティーの艶を出すにはウレタン塗装を避けるわけにはいきません。

 LVパネルの改良型であるStainVeil(ステンベール)パネルならウレタンも可能か? と再度ウレタン塗装に挑戦することになりました。2ヶ月かかりましたが結果オーライでした。

 @ 組み立て前の素材に水性塗料でオレンジ色の下塗りをする。
 A アク止め材を塗る。
 B ウレタン塗装のための着色(3原色を混ぜで調色)。
 C ウレタン塗装×3。

以上で完成です、各工程の間にサンドペーパーによる磨きが入ります。裏パネルにウレタンを塗るとミッドバスの吸音帯域がずれてしまうので、裏パネルのウレタンは薄塗りです。


1800mmのデモパネルをお聴き頂きました。
●今聴いている120センチ・パネルの音は、やはり寂しいですねぇ。早く180センチ・パネルにしたいものです。
●急ぎませんので、その分ていねいに塗装して、高級な感じに仕上げていただけると幸いです

色見本のパネルをお届けしました

●アマティというよりはややクレモナ寄りですが、実に良い感じの色に仕上がっています。もし可能であれば同じ色をあと2回くらい塗っていただきたい。そうすれば、ねらい通りになるのでは、と思われます。

●サイドパネルの転倒防止用フットは、まだできませんか? 待ちくたびれております。

●サーロジックのサイドパネルを組み立てた。音像定位の確かさとつながりの良さが、まるで別物に。ステレオ録音って、こんなにしっかりした情報だったんだ・・・(写真を頂きました)


 パネル構造の改良と材質の選別を強化してカラーレーションを排除した結果、高音域の反射音が最も多い家具調仕上げのウレタン塗装がベストグレードになりました。 2009年、ウレタン塗装のGallery-SVを頂点とする水平拡散パネルの体系完成です。