無償ルームチューニング 162

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 細かな気遣いが随所に見られるオーディオルーム兼ホームシアターの専用ルームです。広さも20畳以上あったでしょう。




 ホームシアターが低音感たっぷりであったのに比べ、オーディオは低音感が不足気味。何らかの対策が必要と探索したのですが、天井の緩さが要因の一つらしいものの、確信の持てる原因は発見できず仕舞いでした。

 こんなケースでは測定機器が役に立つのですが不携帯でした。東京近郊はルームチューンの機会が多いので、またの機会があれば測定器を持参して音を更にみがくお手伝いをしようと思います。


100Hz以下の帯域の残響音の振る舞い
 サンプル数不足で結論には至っていませんが、100Hz以下の帯域の残響音(壁振動音も含む)が下記グラフの滑らかなカーブから一部分が上方にずれる海練が生じた時、50Hz以下の凸は再生音にプラスに働く傾向があり、50Hz以上の凸はマイナスの可能性が高いようです。

<中音域を1.0としたときの比率>


 45Hz以下の残響音の凸は低音楽器のみならず、総ての楽器に澄みきった透明感を与えます。

 55Hz以上(55〜75Hzの支配力が大きい)の凸は、ベースやキックドラムに耳障りな強調感が付帯し、その他の楽器の透明度も落とします。

 45〜55Hzはグレーゾーンで、その強調感がとてつもなく官能的に聞こえる可能性があるものの、中高音域の透明度が低下する傾向があります。