無償ルームチューニング 144

-144-
総合サムネイル
TOP サムネイル お買い物 商品スペック お問い合わせ

センターパネルのリユース


センターが和心になって余ってしまったセンターパネルのリユースの方法を探るべく、伊豆オーディオグループの忘年会の傍ら、仲間内のオーディオルームをお尋ねしました。

スピーカー、というより、スピーカースタンドでしょうか、和心の佇まいとベストマッチングです。和心に取って代わられたセンターパネルはスピーカーパネルの形に蝶番を付け直してリアパネルにするか、蝶番を外してサイドパネルにするのが普通の使い方ですが、この部屋では正面の壁パネルになりました。

左右はオープン、空間が拡がるので低音再生にとっては有利ですが、左右からの反射音の中高音が無いとサウンドステージの奥行き方向の厚みが損なわれます。しかしサイドパネルが左右各一枚あればオープンでも大丈夫です。

スピーカー後方の壁面は石膏ボードに壁紙で、拳で叩くと、ドス〜ン、ドス〜ン、とよく響きます。リスナーの後方はアルミサッシにガラスの引き戸で、前後を比べればフロントの方が非力です。

フロントに裏返しのSV1200 左右各一枚設置と、リアにSV1200ct 設置の二つのパターンを試した所、フロント設置が圧勝でした。フロントの壁の緩さは何にも増して再生音に有害です。そして上記写真の形状になりました。壁揺れには絶大な効果があります。

定在波パネルの性能を検証

4月21日(土)にこの部屋で定在波パネルの検証を行います。定在波パネルの圧勝で落ち着くと思いますが、予想した結果になれば定在波パネルの商品化決定です。 -> 無償ルームチューニング

下記は裏返しパネルの下部60cmをリブ有り(表向き)にして設置した例です。下部にリブがあるとBasso を補強して低音の安定感が増大します。



翌日の20日(日)も定在波パネルの検証です。此の日はコンクリートの空間を録音スタジオ並みの遮音扉で閉じた部屋での検証で、低音域の制御が既に行き届いいる模様ですが、それでも更に改善が認められるのではないか、との期待を込めての検証です。



kenbeさんブログ http://kenbe.blog68.fc2.com/

6畳間から20畳超の低域特性が期待できる

100Hz 以下の振動音が醸し出す瞬発力が欠如した低音楽器のボンツキと、定在波と位相干渉が作り出す伝送特性の乱れの二つが制御可能になれば、20畳超の広い部屋の音響特性を6畳間で享受できる可能性が高くなります。

現時点で定在波パネルは二つのタイプの試作品が2枚ずつ完成しています。構想が固まったもう一種類を4月20日までに作り上げ、3つのパターンのテストを行う予定です。



<定在波パネル>


<定在波パネルの吸音特性>