無償ルームチューニング 141

-141-
総合サムネイル
TOP サムネイル お買い物 商品スペック お問い合わせ

 防音は完璧ですよ、と太鼓判を押されて購入したマンションなのだが、床を伝わる振動が下に漏れるトラブルが発生。特殊防音シートで床を覆い、絨毯を敷き詰めて一件落着したのだが、肝心要の音楽がどうにも冴えない。そんな経緯でルームチューンの依頼がありました。

 ルームチューンの根本原理は、その部屋固有の残響時間の周波数特性を耳と測定で判定し、響が足りない帯域は反射音を補給、多すぎる帯域は吸音して、何はともあれ部屋の響きをフラットに近づけることです。

 但しフラットだけではスタジオ嗜好の検聴音にしかならないので、SVパネルでミッドバス( 125〜250Hz)の響きを若干吸音してクリアでヌケが良くて沈み込む低音を作り、中高音域を水平拡散してソースに含まれる残響音を壁に引き寄せて空中に定位するボーカルや楽器に奥行きのある佇まいを与えます。

 さてこの部屋の状況ですが、床に敷き詰めた防音シートと絨毯が中高音域を強力に吸音するため、残響音が低域ばかりになってしまって音楽をよそよそしい音に変えています。

 スピーカーの背後にSV1800パネルを設置して空中に定位する楽器の音の背後に残響音を後退させて楽器の音に佇まいのある奥行きを与え、センターオブジェのWasin(和心)がボーカルの口元を締め、床に置いたBassoが低音楽器を着地させてルームチューン完成です。

 壁強度が高くて低域に不備が無かったので、久々に少量のSVパネルでルームチューン完成です。そして納品も完了しました。

 TVと共存できてオブジェにもなるセンターパネル Wasin(和心) の予約第一号のお客様です。写真はデモWasin。Wasin の納品は来月です。