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その姿からパラゴンは壁に擦り寄って置かれることが多く、パラゴン背後にスピーカーパネルが入らない。 一方パラゴンは超低音が出るスピーカーではないので、石膏ボード1枚貼りのような部屋(150Hz前後にブーミーな響きがだぶつく)でなければ低音域に大きなトラブルを抱える可能性は低いスピーカーです。 拭き漆で仕上げた無垢板の床に石貼りの壁面ですから、低音はまずまずOK。しかし反射音が素直過ぎて奥行き方向の立体感が出にくい部屋+パラゴン(パラゴンも奥行きが出にくいスピーカー)の組み合わせです。 低音の改善はそこそこで良しとして、サウンドステージ(奥行きと上空の高さ)を作り出すパネル配置を試みた結果、写真のような配置になりました。 写真にはありませんが、撮影後の調整によりTV画面の上端裏側の棚の上に200mmのパネルを置き、ボーカルの口元の高さをTV画面の高さまで引き上げる反射音を加えました(パラゴンはラウンド状のバッフル中心にボーカルが定位する)。 左の空間が大きく開いたスピーカー配置なのでラフ配置ではパネルが左に偏っていますが、緻密に調整すると左右ほぼ同配置でバランスが整うようになります。若干の誤差はサイドパネルでアジャストしました。左900、右600。 ![]() 最終形態は、 ●パラゴンを100mm程度手前に引き出し、375のホーンを囲むように(1800+1200)sp x2 ●センターパネル : 200(一枚) ●サイドパネルは左900、右600 ●リアパネル : 500 x2 ●Basso その後、天井の梁の間に斜め板(裏に防振材)の取り付けが完了し、上下のフラッター対策も完璧とのことです。機会を作り写真撮影に伺う予定です。 |