人の聴覚は”音の周波数特性”と”音の位相”を聴き分けることができます。ルームチューニングとは、部屋に起因する、この二つの要素を適正値に整えることで、アンプやスピーカーが素のままの特性を発揮できる環境を作ることです。 伝送特性と残響特性の両面を検証して、既存の居間あるいはオーディオルームのチューニング法を解き明かす試みです。文章で表現するのが難しい時間の領域が含まれますので、不明な点はBBS、メールなどでご質問をお寄せ下さい。難解な部分は後日全面書き直しをすることもございます。繰り返しご覧下さい。
●RC剥き出しのフロント壁面は完全反射(全帯域を100%反射)だが、スピーカーに指向性がある。低音のユニットは表向き・裏向きにかかわらず同じ音圧をリスナー側に跳ね返すが、高音域になるほどスピーカーの指向性により反射音の音圧が下がる。
●RC剥き出しのフロント壁面を、吸音系のグッズでチューニングすると、一次反射音による低域上昇傾向は変わらない。高音域は反射音が減り音圧が更に下がる。
●RC剥き出しのフロント壁面を、反射系のグッズでチューニングすると、初期反射音のエネルギーバランスは平坦化の方向に向かう。
●RC剥き出しのフロント壁面を、低音域吸音・高音域拡散反射のLVパネルでチューニングすると、高音域の増加が初期反射音の周波数バランスを改善する。
●お勧めするチューニング方法
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