訪問チューニングが可能であれば検討をお願いします。
私が感じている問題点は、低音がはっきりしていない事と
音場がはっきりしていない事です。

私の部屋の特長は
1、スピーカの間にプラズマディスプレイがある為音場を作る邪魔をしている
2、家具をあまり置いていないため、フラッターエコーがが発生し易い
3、部屋はリスニング専用の部屋と言うより14畳のリビングダイニングです。
4、分譲マンション3階建ての2階です。
5、スピーカは設置は左右非対称です。左は部屋の隅、右はセンターに置いています。
 (右スピーカ横には、オーディオラックがあります)

オーディオ機器は
スピーカ:B&Wノーチラス802
アンプ:マランツ SC-7S1+MA-9S1×2
CDプレヤ:マランツ DV-12S1
です。



今日は遠距離(電話)にも関わらず、いろいろアドバイスをありがとう御座いました。
念の為に、私の部屋の写真をお送りしておきます。
2364:スピーカ左壁面、2365:PDP、スピーカと後壁との隙間
2366:右スピーカ、2367:左スピーカ、です。

チューニングパネルについての質問ですがLVパネルかStainVeilかどちらを買っておいた方が良いのでしょうか
色については、電話でお話をした透明色高さは1300ミリで良いと思います。


平面図と写真から、パネルの配置案を2種類作りました。

PDPの手前に可搬型のLV600を置く

PDPの後ろにLV1200を常設する

StainVeil と LV の構造の違いは低域特性の差に表れます。厚さ3mmのステンレスリブ(内部なので組み立て後は見えない)で強化されたStainVeil パネルは、木材リブだけでは押さえきれない木固有の低域振動が低く押さえられており、壁振動の抑止効果が高く、超低音の響きが豊かになるパネルです。

SPの後ろのパネルは大きな低音エネルギーを受けるので、StainVeil をお勧めします。StainVeilの蝶番は2個のプラスチックリングでガタつきを抑えたステンレス製ノイズレス・カラー蝶番です。LV は鉄製でグレーの焼付け塗装です。



StainVeilパネルの高さですが、
夏までには、スピーカ用スタンドを購入予定です。
スピーカ用のスタンドを購入した場合
 SoundAnchor社(米国)でB&W専用のスタンドで

 
http://www.soundanchors.com/page41.html

スタンド高18cm+スピーカ高1m10cmで
スタンドを付けた時の高さは1m29cmになります。
パネル高さ1300ミリで問題無いでしょうか

下記のことを考慮してパネルの高さを決めてください。
昨年秋からスタートした訪問チューニングの事例が約70件になり、その経験から得られた教訓が沢山あります。パネルの高さがキャビネット+100mm以上でないと音の余韻が上方に抜けず、デッドな壁面の部屋ではサウンドステージが形成できない。

スピーカー背後のパネルを1500mm以上にすると、見かけの天井を超え、コンサートホールに居るかのような天井の高い空間の広がりを演出することができる。

センターパネルの背を高くしても同様の効果が得られるが、ヴォーカルの定位がせり上がることがある。センターとスピーカーパネルの隙間に600mmのパネルを置くと、上がり過ぎたボーカルが定位置に下がり、低音楽器にタイトな明瞭感が加わる。同時に楽曲全体を包み込む低音域の広がりが得られる。
中高音域は、”左”、”センター”、”右”の3箇所の定位を強調した方が楽器の分離が良くなる、低音域はパネルを連続させたほうが低音に包まれる安定感が得られる。
左右リスナー側にLV600を追加すると、その傾向が更に助長される、低音域に包まれた(しかし解像度の落ちない)安定感のある音場になる。

将来のことを考えれば StainVeil1500 が正しい選択になりますが、居間と同居のオーディオルームであることを考慮するとパネルは低いに越したことはありません。スタンド無しでStainVeil1300とする案は如何でしょう? ステージの実音(楽器の定位))は目線と同等以下のほうがリラックスして音楽鑑賞ができます。その上で、特に中高音域の楽器の余韻とホールのエコーが上空にヌケるように感じるルームチューニングが、居間と同居のオーディオルームのまとめ方として正しい方向であると思います。




訪問チューニングに伺いました。
昨日は、遠路はるばる、しかも遅い時間にも関わらず
お越し頂き本当にありがとう御座いました。
パネルで音が変わる事を実感しました。
又、村田様のお話も大変楽しく聞かせて頂きました。

StainVeil11300sp と PDPの手前に置くStainVeil600ct を納品後チューニングに伺ったのですが、センターパネルの高さが低すぎてセンターボーカルの定位が下がり過ぎてしまうため、StainVeil1180ct PDPの後ろに置くことに方針転換しました。

StainVeil1180 の納品終了後・・・

早速、センターのパネルを付けて見ました。センターを
付けると真中から音が出てしかも濁りが無くなった様に思います。

センターパネルを付ける為にスピーカとスピーカ後の
パネルを動かし元あった位置に戻したつもりですが最終
追い込む時の調整もコツとかあるのでしょうか


スピーカーパネルは、単一指向性の普通のSPに、無指向性SPの長所だけを付加するものです。単一指向性SPの、左右方向の平面的な解像度は生かしたまま、奥行き方向の立体的解像度をを付加します。結果としてスウィートスポットが広がり、部屋中のどの位置にいても、ステレオ定位が崩れないようになります。スピーカーパネルは、リラックスできる音場を作ることが目的です。

必須の注意点は、リスニングポイントから見たときに、キャビネットの内側(1200mmの場合)と上方にパネルが顔を出していることくらいです。耳で心地よい配置を探してください。

センターパネルを付けて
ボーカルなど真中から良く聞こえる様になりましたが
逆にモノラルの様に聞こえるCDもあるのですが
それは、録音方法によるものでしょうか

スピーカーの間隔が広い場合 ”左” ”センター” ”右”の3点のエネルギーが大きくなるため、左右中間位置の中抜けを補正するための□棒を取り付けることがあります(断面の一辺が20mm程度の角材を正面左右の壁面に取り付ける)。下記がその例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-r.htm
正面壁面の合計4本の細い角材が中高音域の中抜け補正と解像度UPとして働きます。床に置いた600mmのパネルは低音域の連続性(包まれる感じ)を作り出します。少し隙間を空けると低音域の解像度がUPします。

600mmのパネルにより低音域に重厚な雰囲気を与え、角材により高音域に緻密な定位と解像度を与えた例です。
http://www.salogic.com/home-select.files/home-p.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-c.htm
http://www.salogic.com/home-select.files/home-o.htm

”左右の楽器が控えめなバランスの場合”、”左右の楽器が内側よりの定位の場合”、更にボーカルのレベルが大きめな録音では、モノーラル風の定位が生じるかもしれません。

プラズマがありますから600mmのパネルは置けませんが、角棒による対策は効果があると思います。棒の断面は20mm□程度がベストです。

左右のパネルを少し手前に引き出し、左右からの反射音のタイミングを早めることでも対策可能です。モノーラル的になるCDが多い場合お試し下さい。


お客様ご自身によるチューニングが終了し、送っていただいたコメントと写真



センターパネルが届きました。パネルを付けた印象ですが
・音の定位がはっきりした
 特にボーカルは人が居るかのごとく存在感が増しました。
 (センターパネルの影響が大きいと思います)
・一つ一つの音がよりはっきり聞こえる様になりました。
・パネルを付けるまでは、聞く場所で低音の響きに差がありましたが、
 パネルを付けてから、聞く場所での差が無くなりました。




パネル下に照明を付けました。





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